20日に中山競馬場で行われるアメリカジョッキークラブC(4歳上・GII・芝2200m)について種牡馬・血統に検証していく。
過去10年で最多となる4回の馬券絡みは
ディープインパクト、3回で
マーベラスサンデー、
ジャングルポケット、
ステイゴールドが続く。
ディープインパクト産駒は2-2-0-7で複勝率36.4%、複勝回収率127%。複勝率回収率の高さは14年11番人気2着
サクラアルディートによるところが大きいが、好走率も悪くない。ちなみに過去3年(2016年〜2018年)の中山芝2200m全体の成績でも
ディープインパクト産駒の複勝率は36.0%と高いが、複勝回収率は60%止まり。馬券的に無視はできない存在だが妙味は今ひとつで、扱いが難しい。
ステイゴールド産駒は0-1-2-13で複勝回収率は70%。過去10年で16回という出走数は抜けた1位だ。09年
ドリームジャーニー、15年
ゴールドシップと1番人気を裏切っているため印象は良くないが、16年には
ショウナンバッハが7番人気3着、18年には
マイネルミラノが8番人気3着と、ここ2年は連続で穴をあけている。二桁人気馬の出走も多い分、好走率、回収率は伸びていないが、人気薄の一発には気をつけたい。
過去3年(2016年〜2018年)の中山芝2200m全体における
ステイゴールド産駒は10-5-11-63でリーディング。複勝回収率も109%と高く、ムラ駆けながら一発のある
ステイゴールド産駒らしい数字となっている。今年は
ショウナンバッハ、
ステイインシアトル、
マイネルミラノが出走予定。
中山芝2200mは
ステイゴールドだけでなく
ドリームジャーニーの成績も優秀。5-2-1-7で、複勝率53.3%、複勝回収率108%。
AJCCでも17年に
ミライヘノツバサが3番人気で3着と馬券圏内を確保している。
その
ミライヘノツバサが今年も登録。長期休養から復帰後は苦戦の続く同馬だが、得意コースで復活があっても不思議ではない。