20日に中京競馬場で行われる
東海S(4歳上・GII・ダ1800m)。中京ダート1800mで施行された過去6回について、種牡馬・血統別に分析していこう。
最多となる4回の馬券絡みは
キングカメハメハ。2回で
アグネスデジタル、
ロージズインメイ、
ディープスカイが続く。
キングカメハメハ産駒は0-2-2-13。15年
グランドシチーが9番人気2着と波乱を演出したことがあるが、複勝回収率は57%にとどまっており、馬券妙味は今ひとつ。昨年は、2〜4番人気に支持された
ディアデルレイ、
ドラゴンバローズ、
オールマンリバーが揃って馬券圏内を外してしまった。
今年は
名古屋グランプリを制して上位人気が見込まれる
チュウワウィザードが出走予定だ。
アグネスデジタル産駒は1-1-0-5。過去に
アスカノロマンと
モンドクラッセが馬券に絡んでいる。今年は
アスカノロマン、
カゼノコの2頭が登録している。
ロージズインメイ産駒は0-1-1-3。14年
マイネルバイカが8番人気3着、18年
コスモカナディアンが13番人気2着と適性は十分。今年も
コスモカナディアンが出走する予定。
ディープスカイ産駒は0-1-1-0。これはともに
モルトベーネによるもので、12番人気と6番人気での激走だった。近3走は不振の
モルトベーネだが、この舞台で一変があっても不思議ではない。
1番人気が予想される
インティは
ケイムホーム産駒。これまで
ケイムホーム産駒の出走は無いが、前出の
キングカメハメハ、
アグネスデジタルに加え、
サウスヴィグラス(13年8番人気2着
ナムラタイタン)、
プリサイスエンド(17年10番人気3着
メイショウウタゲ)など、Mr.Prospector系種牡馬の活躍が目立つレースだけに、血統からの適性の心配は無さそうだ。