昨年の
菊花賞馬
フィエールマン(牡4・美浦・
手塚貴久)が、
AJCC(GII・中山芝2200m)から始動する。17日(木)には、
クリストフ・ルメール騎手が騎乗して、ウッドチップコースで併せ馬の追い切りを行った。追い切り後の関係者のコメント。
■手塚調教師
「時計は予定通りでしたし、ジョッキーの感触も良くポテンシャルが高いと話をしていました。終いの加速がすごいですね。今のウッドチップコースで、あれだけ終いにビュッと来られる馬はそんなにいないと思います。
この中間、軽い熱発がありましたが、その影響はありません。
菊花賞ではゲートは出ましたけど、今回どうなるかはわからないですね。仕掛けてスタートを出していくと良くないかもしれないと、ジョッキーは言っていました。頭数が少ないですし、中山の外回りコースはレースがしやすいでしょう。速いペースになってもうまく対応できると思います」
■
ルメール騎手「今日は4コーナーあたりで滑ったので、直線で反応するまで時間がかかりました。ただ真っ直ぐ走ってからは、反応は良かったですね。こちらが強く押しているわけでもないのに、自分から走り出してくれて、瞬発力もすごかったです。彼のポテンシャルは高いですね。
菊花賞の3000mは特別な距離なので、今回くらいの距離の方が良いと思います。休み明けですが、大型馬ではないのでコンディションは問題ありません」
(取材・文:佐々木祥恵)