27日に京都競馬場で行われる
シルクロードS(4歳上・GIII・芝1200m)。
高松宮記念にも繋がる短距離重賞に24頭が登録している。
過去10年、一定数のサンプルもある中でまず目につくのが2-3-0-10の前走・
阪神C組。複勝回収率134%、複勝率33.3%と率のうえでも悪くない。ただし、この2勝はともに2016・17年の
ダンスディレクターによるもので、この2勝を除外すると、2011年に14番人気2着となった
アーバニティを最後に
阪神C組から馬券圏内は出ていないというのが難しいところ。今年該当する登録馬は
ラインスピリットのみ。
人気になるであろう
ダノンスマッシュは
京阪杯を勝っての臨戦。同レースに出走していた馬は9頭が登録しているが「前走・
京阪杯」となるのは3頭のみ。この組も2-1-2-15と比較的優秀な成績を残している。
京阪杯優勝馬に絞ると過去に5頭出走しており、最低でも4番人気には支持されていたが成績は1-0-0-4。人気を裏切りがちだが、ただ1頭、
京阪杯→
シルクロードSと連勝したのが
ダノンスマッシュの父
ロードカナロアだった。
もう1頭、人気となるであろう
ラブカンプーは
スプリンターズSからの臨戦。
ダイメイプリンセスも同ローテ。2-1-0-9とこちらも悪くない成績だが、この組は
シルクロードSでの平均人気が「6.6」のところ、平均着順が「9.7」。どちらかというと人気を裏切ってしまっているケースの方が目立つ。その一方で馬券に絡んだ3頭はいずれも単勝オッズ8倍以下と、人気となったうえできっちりと好走している。
注目はもっともサンプルの多い
淀短距離S組。1-5-3-27で複勝回収率98%、複勝率は25%。今年も
アンヴァルなど7頭が登録している。勝ち馬こそ2015年
アンバルブライベンのみだが、11番人気で3着に入った
ワキノブレイブ、
メイショウデイムなど人気を問わず複勝圏内に入っている。
該当馬が多いゆえ取捨が重要になってくるが、3着内に入った同ローテの9頭の共通項を挙げるとすれば、
淀短距離Sでも連対していた馬が7頭を占めているということだろうか。17年の
セカンドテーブルは前走2番人気2着から
シルクロードSで7番人気と人気を落として3着、16年
ローレルベローチェは1番人気1着から5番人気2着、13年
メイショウデイムはともに11番人気で2着・3着だった。
淀短距離Sでの走りの割に今回は人気をしていない、という馬に注目をしてみたい。