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ノヴァVSキッキング 豪脚対決それぞれの胸の内/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2019年01月23日(水) 18時00分
「そのうちダートの追い込み馬同士でポジション争いが起きたりして」

 こう口にしたのはサンライズノヴァを担当する棚江助手。砂路線のトップクラスに追い込み馬が増えつつある現状を冗談めかしながら憂慮したものだ。

 確かに当のサンライズノヴァはもちろん、ウェスタールンドコパノキッキング…このところ強烈な末脚を駆使するダート馬が目立ってきた。

 そして今週のGIII根岸S(27日=東京ダ1400メートル)では「サンライズノヴァVSコパノキッキング」という豪脚同士の初対決が実現する。
「地方の深いダートは合わないし、ウェスタールンドみたいに器用に加速できない馬ですからね。車に例えるとトラックみたい。この馬にとっては直線の長い東京が走りどころというか、本当に(勝負どころが)根岸SフェブラリーSしかないんですよ」(棚江助手)

 サンライズノヴァの勝負気配の強さは当然、要チェックだが、コパノキッキングもやはり侮れない。

「なかなか、こういう馬はいないですよ。ウチにいたコパノリッキーとはタイプが違って、芝馬みたいに柔らかく、競馬に行くとあれだけの脚を使ってくれる。1400メートルで負けた2回(500万下2着、大阪スポーツ杯4着)は、ともにテンションが高過ぎた。そこが一番の敗因で、今のレースぶりを見ると距離は大丈夫かな」(柴田助手)

 取材の途中にポツリと漏らした「セン馬というのが、もったいないですよね」という言葉が、何よりコパノキッキングに対する期待度を物語る。本来なら種牡馬入りを意識させるほどの器ということだ。

 根岸Sといえば、古くはダート1200メートル施行の2000年にブロードアピールが“視覚的に歴史に残る”追い込み勝利を決めたレースとして知られるが、現1400メートル施行後も12年シルクフォーチュン、17年カフジテイク、18年ノンコノユメなど、強烈な追い込みを決めるシーンがよく見られる。

 今年はサンライズノヴァコパノキッキングの「末脚勝負」が、スタンドを大いに沸かせるのではないだろうか。

(栗東の坂路野郎・高岡功)

東京スポーツ

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