「根岸S・G3」(27日、東京)
目下3連勝中の勢いを、存分に感じさせる機敏なアクションだ。
コパノキッキングは23日、栗東CWで84秒7-38秒3-12秒6。全体時計は控えめだが、ラストは上々のタイムでまとめた。
「変わらず順調ですよ。そんなにピリピリした感じもないですし、状態はいいと思います」と村山師は充実ぶりに目を細める。前走のカペラSでは出遅れたものの、直線で強烈な脚を繰り出して差し切り、重賞初挑戦初Vを決めた。「レースで思った以上に走ってくれますし、成長していますね」と、キャリアを重ねるたびに、パワーアップしていることも実感している。
今回は初の左回り、未勝利の7F戦と、克服すべき課題があるが、指揮官は「アメリカのトレーニングセール出身馬ですから、左回りは合わないと思わない。距離も、今は前に行かないといけない馬ではないですから」と前向きだった。ドバイ国際競走に登録しているものの、秋までは国内に専念。最大の
ターゲットはBCス
プリント・米G1(11月2日・サンタ
アニタパーク、ダート約1200メートル)だ。ここで壁を突き破れば、海外への挑戦がグッと現実味を帯びてくる。
提供:デイリースポーツ