「
愛知杯・G3」(26日、中京)
6歳牝馬
ワンブレスアウェイが、8番人気の低評価をあざ笑うかのように好位から鋭伸。デビュー22戦目、9度目の重賞挑戦でようやくG3タイトルを手にした。
殊勲の津村は「課題のゲートも許容範囲ぐらいに出てくれたので、1コーナーまでにいい位置を取ることができました」と回顧。スローペースを4番手から進み、直線では早々と先頭へ。猛然と迫る1番人気馬を半馬身差封じ込んだところがゴールだった。「折り合いがついてペースも楽だったので自信を持って追いだしました」。昨年6着の雪辱を果たし、晴れ晴れとした表情を浮かべた。
15年
デイリー杯クイーンCを勝った
キャットコインなど、姉妹3頭が既に重賞V。極めて珍しい、4姉妹によるJRA重賞勝利達成となった。古賀慎師は「何とか重賞を獲れて良かった。もともと能力の高い馬だったが、気性とか、ゲートの課題があってなかなか力を出してあげることができなかった。6歳になってうまくかみあってくれたね」と声を弾ませる。
クラブの規定により今春での引退が決まっている。「勝ったこともあるし、次走はじっくりオーナーと相談して。繁殖入りが近いので大きな1勝です」と、指揮官は重責を果たしたベテランランナーをねぎらった。
提供:デイリースポーツ