南アフリカにおけるシーズン前半の総決算となるG1サンメット(芝2000m)が、26日にケープタウンの
ケニルワース競馬場で行われ、オッズ5.25倍の2番人気に推されていたレインボウブリッジ(セン4、父アイディアルワールド)が優勝を飾った。
レインボウブリッジは南アフリカ産馬。
ケニルワースの牝馬限定G3
トゥーオーシャンズレーシングプリドゥカップ(芝1400m)勝ち馬ハーフ
ウェイトゥヘヴンの初仔で、1歳年下の半弟にG2ディンガーンズS(芝1600m)など2重賞を制しているホウワームがいる血統背景を持つ。
3歳秋にデビューしたレインボウブリッジは、G3ウィンタークラシック(芝1800m)などこれまでに3つの重賞を制覇。G1初挑戦となった前走G1クイーンズプレート(芝1600m)でも、3着に健闘していた。
道中、中団内埒沿いで競馬をしたレインボウブリッジは、直線に向くと馬場の真ん中に進路をとって追い込み、残り50mで先頭へ。昨季のG1ダーバン
ジュライ(芝2200m)勝ち馬で、前走G1クイーンズプレートで2度目のG1制覇を果たしての参戦だった、1番人気(2.5倍)の
ドゥイットアゲイン(セン4、父
トゥワイスオーヴァー)がゴール前で猛追したが、これを3/4馬身退けてレインボウブリッジが優勝。管理するエリック・
サンズ調教師は、開業36年目してこのレース初制覇。手綱をとったアントン・
マーカス騎手にとっては、3度目の優勝となった。
(文:合田直弘)