「
共同通信杯・G3」(10日、東京)
さすがのアクションだった。京都2歳S覇者の
クラージュゲリエが6日、栗東CWで躍動。先行した
サトノゲイル(4歳500万下)との間合いを加速しながら楽に詰め、しっかりとギアを変えて首差先着を果たした。我慢させながら刻んだラップは6F84秒2-39秒2-11秒8。もたれる面を見せていた1週前とは違い、スムーズにフィニッシュして最終追い切りを打ち上げた。
気性面を課題に挙げる池江師は「仕上がっていますから、前半は折り合いを重視して上がり重点で」と話し「乗り難しいところもありますから、我慢が利いてくれればいいのですが」と複雑な胸の内を明かした。
それでも札幌で洋芝をこなしたタフさと、東京で瞬発力勝負にも対応できた決定力を兼ね備えているのは、大きな魅力だ。長距離輸送を伴う関東エリアでのレースをこの時期に経験させておくことは、大きな意味を持つ。クラシックを見据え、まずは府中に参戦。スポンジのように全てを吸収して、スキルアップを図る。
提供:デイリースポーツ