9日に東京競馬場で行われる
クイーンC(3歳・牝・GIII・芝1600m)について馬番別に検証していく(13年に3着同着アリ)。1998年以降は必ず15頭以上、ほぼ毎回16頭が出走していたレースだが、今年は一転して9頭立てで行われることになった。
馬番別では、最多となる5回の馬券絡みが6番、9番、4回の馬券絡みで2番が続く。過去10年で一度も馬券に絡んでいないのは、5番、7番、8番、13番、16番(ただし16番の出走は9回)。
フルゲート16頭を二つに割った1〜8番と9〜16番の比較は以下の通りになる。
1〜8番 4-5-5-65 複勝率17.7% 複勝回収率42%
9〜16番 6-5-6-62 複勝率21.5% 複勝回収率68%
前週、
東京新聞杯で同様のデータを出した時は、馬券圏内30頭中22頭までもが8番より内側の馬で占められていたが、それとは明らかに異なり、むしろ外枠の方が成績が良くなっている。
ただし、近5年に限定すると、
1〜8番 4-3-2-30 複勝率23.1% 複勝回収率51%
9〜16番 1-2-3-34 複勝率15.0% 複勝回収率34%
となり、一転して内枠優勢の傾向。そのメカニズムは分からないが、近年は決着時計が速くなっているので、淀みない流れになることで外を回る差し馬が脚をなくしている可能性はありそう。
実際に、昨年は6番枠の
テトラドラクマが1000m57秒8の淀みない流れを作って、そのまま押し切り。2番枠から直線だけ外に出した
フィニフティが差して2着している。
ただし、冒頭の通り今年は出走馬が9頭にとどまったので、あまり枠順の影響は大きくなさそうだ。