明け4歳の新星が次々と出現中のダート界。
佐賀記念も、今後の勢力図を変えうる4歳馬の登場で必見の好カードになった。
とくに、目下2連勝の4歳馬
テーオーエナジーの存在は光る。昨年5月の交流GII・
兵庫チャンピオンシップ(園田)で重賞初制覇。芝の
日本ダービーは18着大敗だったが、直後の交流GI・
ジャパンダートダービー(5着)は今を時めく
ルヴァンスレーヴから0秒6差。
秋2戦を叩き、暮れから
師走S、
ポルックスSと2連勝。体も徐々に増え、ひと回り成長。前に行ける機動力の持ち主で小回りの佐賀もプラスに働きそう。GI好戦の実績と勢いを考えれば、重賞2勝目の大チャンスか。
同じく4歳の
ヒラボクラターシュも強力V候補。
JRAのオープン特別2勝。昨夏の
レパードS(2着)でグリムと接戦は価値がある。2〜3番手の好位付けが定着している近走から佐賀も合いそうだ。
JRA勢の穴候補は
リーゼントロック。昨夏以降は低迷したが、最後伸びた前走の
すばるS(4着)に復調を感じた。対照的に、同じ8歳の
メイショウスミトモは近走を考えると苦戦か。
地方勢の惑星は
グレイトパール。
JRA重賞2勝の実績は、今回はむしろ格上的存在。佐賀移籍後はワンサイドの2連勝。
JRAで完全に能力低下して移籍した訳ではなく、まだ6歳の年齢からも不気味さは漂っている。
(文=スポーツニッポン・小田哲也)
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