冬の小倉の名物重賞で、近年は
フェブラリーSの同日に施行される。「裏重賞」の扱いながら、2013年の勝ち馬
ヒットザターゲットと2014年の
ラストインパクトは、いずれもその秋に
京都大賞典を勝利しているし、2016年の勝ち馬
アルバートドックは、同年のサマー2000シリーズのチャンピオンに輝いた。
1.スタミナが必要
中京開催だった2010年を除いた過去9回で、距離短縮組が7勝で距離延長は1勝(あとは前走1800mが1勝)。マイル路線を使われている組よりも中距離経験が豊富な馬の方が結果を出している。のちの
京都大賞典の勝ち馬を2頭出しているように、1800mという距離以上のスタミナが求められる傾向だ。
2.良馬場なら若い馬
過去には10歳の
アサカディフィートが勝利したように、高齢馬がしばしば大駆けするレースとして知られるが、最近6年間に限れば4歳馬が3勝で5歳馬が2勝。近年で唯一6歳馬が勝った2015年は、重馬場になって1分48秒台で決着した年だった。
3.大型馬のパワーが活きる
2018年の勝ち馬
トリオンフは馬体重が532kgで、2017年の勝ち馬
マルターズアポジーは530kg、2013年の勝ち馬
ヒットザターゲットは512kgだった。さらに2018年は514kgの
スズカデヴィアスが3着、2016年は516kgの
ネオリアリズムが3着に入っている。
タニノフランケルは怪物フランケルと名牝
ウオッカの産駒。終いの鋭い脚に欠けるところが難点だが、前走の
中山金杯では0.1秒差の3着と、重賞でも勝負になるところまで力をつけてきた。小倉芝1800mでは昨夏に1000万条件を4馬身差で圧勝。このコースはベスト条件に近い。最近5年間でこのレースを3勝している
川田将雅騎手を確保して、必勝態勢を敷く。