13日、
浦和競馬場で行われた第11回
ユングフラウ賞(3歳・牝・ダ1400m・1着賞金1200万円)は、先手を取った
矢野貴之騎手騎乗の7番人気
ポッドギル(牝3、大井・
鈴木啓之厩舎)が、そのままゴールまで逃げ切り、外から差を詰めてきた2番人気
トーセンガーネット(牝3、浦和・
小久保智厩舎)にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分28秒6(稍重)。
【
矢野貴之騎手のコメント】
「今日はよく粘ってくれました。出た感じで考えようと思っていたんですが、スタートが決まったので。スピードのある馬ですし。ペース云々よりも気分良くと思いました。陣営が目一杯仕上げてくれていたので、思い切った競馬だけ心がけました。
初めての浦和でしたが、馬は落ち着いていました。(2着馬の)外からのプレッシャーは凄かったですが、よく凌いでくれました。大井の1200をメインに使ってきた馬なので、距離など課題もありますが、(次の
桜花賞でも)頑張りたいと思います」
【
鈴木啓之調教師のコメント】
「今日はジョッキーがこれまでの経験を生かす騎乗をしてくれたことと、ブリンカーの効果だと思います。調教の時に少し他馬を気にしていたので、今回初めて付けました。新馬(1着)のときにスピードだけでなくタフさを感じました。短距離を使っていますが、跳びもゆったりですし、マイルくらいがいいかなと思っています。
今回は挑戦者のつもりでしたが、次の
桜花賞はさらに引き締めてコンディションを整えたいです。浦和のマイルは私もだいぶ(騎手として)乗りましたが、独特です。内枠が欲しいですね」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)