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【中山記念予想】斤量54キロの実力馬◎ディアドラに期待/JRAレース展望

  • 2019年02月24日(日) 07時00分
 天皇陛下の御在位30年を祝し、慶祝競走として行われる「第93回中山記念」。かつて、ハンデ戦の時代には荒れるレースとして人気があったレースだが、別定戦となってからは中距離のA級馬によるレベルの高いレースが続いている。近年ではこのレースをステップに海外へ挑戦する馬も多く、17年ネオリアリズム、16年ドゥラメンテ、14年ジャスタウェイ、11年ヴィクトワールピサ中山記念のタイトルを手土産に海外へ飛び、しっかりと結果を残している。

 過去10年で1〜3番人気は9勝2着2回3着4回。不良馬場で行われ、馬連で180倍以上の高配当となった2010年以外は、堅く収まっているレースだ。

 ドバイ遠征を控えている◎ディアドラに期待する。昨年はドバイターフ3着、香港カップ2着の実力馬。昨秋のアイルランドトロフィーではのちのエリザベス女王杯優勝馬リスグラシューを退けており、札幌のクイーンSの内容から小回り競馬にも不安はない。他馬との比較で54キロも有利だ。

 相手筆頭は連覇を狙う○ウインブライト。今回、相手関係は強くなるが、前走は大幅に馬体重を増やしながらも、強い内容だった。昨年よりもパワーアップしている印象で、1キロ減も有利。“リピーター”が多いレースというのも心強い材料になりそうだ。

 鋭い追い込みを武器にスプリングSに勝った▲ステルヴィオは、昨年の夏以降は好位からの競馬が出来るようになってマイルチャンピオンシップを勝った。のちの皐月賞馬をハナ差退けたスプリングSと同じ舞台で4歳シーズン初戦を飾りたいところだ。

 先行馬が有利な舞台だけに一角崩しは△エポカドーロの先行力か。今回はマイペースの2番手に持ち込めそうなメンバー構成になるのも魅力。△スワーヴリチャードは敢えて中山コースに挑戦してきた以上、結果を残したいところ。昨年の秋華賞トライアル競走を使えずに結果を残せなかった△ラッキーライラックともどもGIタイトルホルダーの意地を見せたいところだ。

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