高松宮記念の前哨戦。
シルクロードSはハンデ戦で、
阪急杯は距離が1400mなので、唯一1200mの別定戦であることがこのレースの特徴となっている。
ナックビーナス、
アルビアーノ、
ハクサンムーン、
スノードラゴン、
カレンチャンと、ここを
ステップにして
高松宮記念で3着以内に好走した馬も少なくない。
1.1番人気は苦戦
2017年こそ1番人気の
メラグラーナが勝利したが、それを含めて過去10年で1番人気の連対は3回のみ。休み明けの実績馬などが苦戦しており、ここで負けて本番で好走というケースもしばしば見られる。
2.中山では逃げ切れない
スピード優先のス
プリント戦だが、直線に急坂が控える中山コースでは事情が異なる。過去10年間で、逃げ馬の連絡みは2回だけ(いずれも2着)。その2回は両方とも快速で名を成した
ハクサンムーンだった。
3.キャリアが重要
2018年は
ダイメイフジが1番人気で3着、2016年には
アルビアーノが1番人気で5着に終わっているように、過去10年で4歳馬の勝率は6.7%ともうひとつ。勝率では過去10年で5勝している5歳馬が11.9%で断然だ。また6歳馬が連対率19.4%、7歳も連対率13.0%と、ベテランの頑張りが目立つレース。
ナックビーナスはこのレースを2年続けて2着。昨年は
高松宮記念でも3着に入っている。前走は
モズスーパーフレアの2着に敗れたが、牝馬としては異例の58kgを背負ってのもの。54kgで走り慣れた中山芝1200mなら、まず凡走は考えられない。