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【フィリーズレビュー】毎年フルゲートの桜花賞トライアル/JRAレース展望

  • 2019年03月06日(水) 06時00分
 桜花賞トライアルとして3着までに優先出走権が与えられるが、距離も短いし回りも内回りとあって、本番との関連性はあまり高くない。しかし、牝馬限定戦としては数少ないGIIで、1着賞金も5200万円。短距離志向が強い馬にとっては、桜花賞よりもここが最大目標になるケースもある。もちろん、桜花賞の優先出走権獲得に意欲を燃やす馬も多数参戦して、毎年フルゲートの混戦になる。

1.スプリンターの素質が開花する

 2016年の勝ち馬ソルヴェイグは、その夏の函館スプリントSを制して、スプリンターズSでも3着。2014年の勝ち馬ベルカントは、サマースプリントシリーズを2回制覇する名スプリンターに育ったし、2009年の勝ち馬ワンカラットは古馬1200m重賞を3勝した。

2.クラシック血統は不振

 ディープインパクト産駒は過去8頭が出走して[0-1-1-6]。過半数の5頭が3番人気以内に支持されていた。近年の勝ち馬の父を見ると、サクラバクシンオーファルブラヴタイキシャトルアグネスデジタルと、クラシックには縁の薄い種牡馬が目立つ。

3.大型馬に要注目

 2017年の勝ち馬カラクレナイは478kg、2016年の勝ち馬ソルヴェイグは460kg、2014年の勝ち馬ベルカントは470kg、2013年の勝ち馬メイショウマンボも470kg。それ以前も498kgのフレンチカクタス、492kgのワンカラットと、パワーに自信がある大型馬が力量を発揮しやすいレース。


 ホウオウカトリーヌフェアリーSで2着に入ったが、それ以前には黒松賞を勝ってカンナSで2着だから、適性はスプリンター寄りと言えそうだ。それだけにマイルに対応できた前走は大きな自信になる。本番の前にまずここで結果を出したい。

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