4月に行われる
阪神牝馬S、
福島牝馬Sとともにローテーション的には
ヴィクトリアマイルの前哨戦的位置づけではあるが、ト
リッキーなコースで行われるハンデ戦だけに、近年では
ヴィクトリアマイルには直結しない。このレースを叩き台に
ヴィクトリアマイルでも好走したのは2012年の優勝馬
ホエールキャプチャ、2着馬
ドナウブルーまでさかのぼらなければならない。そればかりか、両レースを制した馬はいない。「格」よりもコース適性などを重視したいレースだ。
過去10年で1〜3番人気馬は2勝2着4回3着1回と波乱傾向。1番人気馬は1勝2着2回3着1回となり、信頼性は薄いと言わざるを得ない。
◎
ノームコアは中山競馬場で2つの重賞含み3戦2勝。
愛知杯は躓いて後方からの競馬となったが、先行力もあってデビュー以来、掲示板を外したことがない。デビューから30キロ以上も馬体重を増やしているように力をつけている。据え置きの55キロなら中心視したい。
強敵は○
ミッキーチャームだ。中山競馬場は初めてだが、函館、札幌の小回り競馬場で3戦3勝。ハナを切れるスピードが武器だが、抑えても競馬が出来る。同型馬が多い今回は思うようなポジションで競馬が出来るかどうかがポイントになりそうだが、逆転候補だ。
ここが引退レースと報じられている▲
アドマイヤリードは出走メンバー中唯一のGI勝馬。430キロの馬体に56キロは決して有利ではないが、前走、前々走で中山競馬場で結果は残している。
先行力がある△
ランドネ、堅実な△
フロンテアクイーンも抑えておきたいが、穴なら
ウインブライトの全姉△
ウインファビラス。2歳時にはGI2着で、前々走は同距離同コースの準オープン級特別戦に勝利している。52キロなら侮れない。