10日に中京競馬場で行われる
金鯱賞(4歳上・GII・芝2000m)。中京競馬場のコース改修後に行われた過去7回を種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる7回の馬券絡みは
ディープインパクト。5回で
ハーツクライ、4回で
キングカメハメハと、王道のクラシック血統が並ぶ。
ディープインパクト産駒は1-3-3-13で複勝率35.0%、複勝回収率76%。馬券圏内には顔を覗かせるものの、勝ちきったのは14年の
ラストインパクトだけである。開催時期が変更になった近2年では、17年は出走した5頭全てが着外に沈んだが、18年は3頭出走し、
サトノノブレスが8番人気2着、
サトノダイヤモンドが2番人気3着と健闘している。
今年は
アルアイン、
ギベオン、
サトノワルキューレ、
ダノンプレミアムが出走。
ハーツクライ産駒は2-0-3-7で複勝率41.7%、複勝回収率97%。昨年は
スワーヴリチャードが1番人気に応えて優勝している。それ以前にも12年
アドマイヤラクティが4番人気3着、13年
ウインバリアシオンが8番人気3着、16年
シュンドルボンが6番人気3着とたびたび波乱を演出しており、レースへの適性は高そうだ。今年は
リスグラシューが出走。
キングカメハメハ産駒は2-1-1-7で複勝率36.4%、複勝回収率164%。近2年では17年に
ヤマカツエースが1番人気1着、
スズカデヴィアスが13番人気3着と
ワンスリーを果たしている。その他にも13年
ラブリーデイが6番人気2着、16年に
ヤマカツエースが4番人気1着と好走。また、着外7回のうち3回が4着で、非常に好走率は高い。
今年は
エアウィンザーが出走。上位人気が見込まれている。