「
若葉S」(16日、阪神)
2週連続重賞Vと好調な中内田厩舎&川田のコンビに今週も注目だ。出世レースの
若駒Sを制した
ヴェロックスが、勢いに乗って
トライアルに駒を進めてきた。今年から新たに格付けされたリステッド競走を連勝し、堂々と大舞台に挑む。
大器と騒がれる
ヴェロックスが、クラシックへの切符をつかむ。昨年8月の小倉での新馬戦を8馬身差で圧勝。続く
野路菊Sは2着、東スポ杯4着と連敗したが、前走の
若駒Sで待望の2勝目を挙げた。ただ、猿橋助手が「(トモの)緩さの問題だと思いますが、コーナーで一瞬、反対手前になって体が流れました。出して行って(ハミを)かむところもあった」と課題を挙げるように、粗削りな面も残す。
それでも結果を残しているのは、絶対能力の高さゆえだろう。前走から引き続きコンビを組む川田は「いい馬ですよ。まだ線が細くて子どもですが、もっと良くなる馬だと思います」と評価する。中間の気配も上々で、6日に栗東CWでは鋭く伸びて6F82秒7-37秒7-12秒0をマーク。10日は同坂路で4F55秒1-38秒4-12秒4と軽快な動きを見せた。
12日朝は活気十分に栗東CWを1周し、翌日の最終リハに備えた。同助手は「変わりなく順調ですね」と納得の表情。現在の収得賞金1600万円ではクラシックへ確実に進めるとは言えないだけに「ここを勝てば、ダービーまでと思っているので。何とか大きな舞台へ」と気を引き締める。
チューリップ賞の
ダノンファンタジー、
金鯱賞の
ダノンプレミアムと2週連続重賞制覇中の中内田厩舎&川田の黄金コンビが、今週もターフを熱く沸かせる。
提供:デイリースポーツ