2012年の
オメガハートランドを最後に、
フラワーCの勝ち馬は
桜花賞に出走していない。
桜花賞への最終便というより、中距離志向が強い牝馬のための
ステップレースという位置付けになっている。
1.良馬場なら大型馬が強い
過去10年の勝ち馬の平均馬体重は479.8kg(阪神開催の2011年を含まず)。唯一重馬場で行われた2012年を除くと487.5kgにまで上がる。ちなみに、前述9年の全出走馬の平均馬体重は451.7kg。パワーと持続力が求められる中山芝1800mでは、馬力のある大型馬を狙うのが
セオリー。
2.先行スピードが勝利の条件
過去10年間のうち、重馬場の2012年と阪神開催の2011年を除く8年における、勝ち馬の4コーナー通過順位は、新しい方から順に「4・2・1・1・4・3・3・1」。2着には差し馬が届くケースが多いのだが、勝ち馬に関しては、4コーナーで先団に取り付いていることが必須条件だと言える。
3.極端には荒れない
過去10年で1番人気が6連対。1番人気の
ロックディスタウンが大敗した2018年も、2、3番人気で決着した。抜けた実績馬が出走することが少なく混戦のように見えながら、結局は順当に収まるのが通例だ。過去10年間で馬連が万馬券になったのは2015年だけ。その年も1・3着馬は1、2番人気だった。
コントラチェックは中距離重賞を3勝した
バウンスシャッセの半妹。父は
ディープインパクトに替わったがこの馬も中距離適性は高い。
フェアリーSを除外されて回った
菜の花賞では、自らレースを作って3馬身差の圧勝。勝ちタイムも
フェアリーSを2秒以上上回った。レース内容次第では、
フラワーC勝ち馬として久々の
桜花賞挑戦も考えられる。