2月7日にノーザンFしがらきから栗東へ帰厩して、
日経賞(3月23日・中山芝2500m)に向けた調整を続けている
エタリオウ(栗東・
友道康夫厩舎)。今朝14日はレースでも騎乗する
M.デムーロ騎手が跨って、CWコースで1週前追い切りを行っている。
今週の併せ馬はブリンカーを着用して先行。後ろから
エガオノメガミが追いかけてくる状況だったが、程よい気合乗りで適度なラップを踏んでいく。
後ろも新馬にしては動くタイプなので、4コーナーで内から前へ進んでいき、最後の直線では馬体を並べるところまで追いついてきた。ここで
エタリオウが仕掛けられると、ぐんと引き離す、というのが普通だが、引き離そうとしないところがこの馬らしい。
追い抜かれることはなかったものの、結局ゴールで同入という、
菊花賞2着の実績馬と新馬の併せ馬という結果になった。ただ、時計は6F80.9〜5F65.7〜4F51.7〜3F37.4〜1F12.0秒と速い。負荷としては、きっちりこなせているだけに、乗り込み量も含めて、出走態勢は整っていると判断したい。
(取材・文:井内利彰)