桜花賞、そして
オークスへと向かう馬たちによる重賞競走だが、過去10年でこのレースを
ステップに
桜花賞を制した馬はなく、2010年の優勝馬
オウケンサクラが
桜花賞で2着。翌11年の優勝馬
トレンドハンター(この年は阪神開催)が
桜花賞で3着になった程度。ちなみに、昨年は優勝馬
カンタービレは
オークスへ向かい、13着。2着馬
トーセンブレスが
桜花賞で4着だった。一昨年の優勝馬
ファンディーナや14年の優勝馬
バウンスシャッセが
皐月賞へ駒を進めたこともレースの特性を物語っているかもしれない
2011年を除く過去10回では春先の牝馬限定競走としては1〜3番人気馬は8勝2着5回3着4回、1番人気馬は4勝2着2回3着1回と堅調だ。
桜花賞や
オークスを意識せずに中山競馬場の1800mに適性がありそうな馬を選びたい。
自在性がある◎
エールヴォアに期待したい。前走のように逃げることもできるし、前々走のように追い込むこともできる。
アルテミスSで先着を許した2頭は
阪神ジュベナイルフィリーズの上位入線馬で、
エリカ賞はペースに恵まれたとはいえ完勝だった。キャリアの浅い馬同士の一戦ゆえに展開が読みきれないところもあるが、今後のためにもしっかりと賞金を積み上げておきたいところだ。
底を見せていないのは○
コントラチェックだ。函館のデビュー戦は、
ニシノデイジーや
ラブミーファイン相手に1番人気に支持された馬で、楽に逃げ切った
菜の花賞の時計は優秀だ。先手を取れなかった場合に一抹の不安は残るものの、半姉に
バウンスシャッセがいる血統でスケールの大きさも感じさせる馬だ。
▲
ランブリングアレーも侮れない。前走は勝ち馬の決め手に屈する形になったが、早めに追い上げてコーナーで加速できるあたりは中山競馬場向きという見方もできる。気性的に全幅の信頼は置きづらいが、準オープン特別を勝っている母は
トーセンラーや
スピルバーグの半姉。レース振りをしっかりと見ておきたい。
前走は案外だったが潜在能力が高そうな△
シャドウディーヴァ、経験馬を相手にデビュー戦を快勝した△
マルーンベルズも押さえておきたいところだ。