「
高松宮記念・G1」(24日、中京)
春の中京名物G1・電撃の6F戦が行われる。重賞連勝と勢いに乗る
ダノンスマッシュ、オーシャンSを圧倒的なスピードで押し切った
モズスーパーフレアなど、今年も快速自慢がズラリと集結。激戦は必至だ。
昨年のス
プリントG1を連勝した
ファインニードルが引退して、断然の主役不在となった短距離路線。その座を狙う若きス
プリンターが登場した。
京阪杯、
シルクロードSと重賞連勝中の4歳馬
ダノンスマッシュだ。
特に前走の勝ちっぷりは他馬とは一線を画す力の違いを見せた。直線で行き場を失ったが、冷静に外に持ち出すとあっさり抜け出した。安田隆師は「正味、競馬したのはラスト1Fだけ。普通なら負けパターン。並んで抜け出す時の脚が素晴らしかった」と振り返り「G1を狙える器だと思いましたね」と確かな手応えをつかんだ。
父の
ロードカナロアも手掛けた岩本助手は「経験をしていく中で、しっかりと吸収していく。学習能力が高いところは似ている」とイメージを重ねる。一戦ごとにパフォーマンスがグングンと上昇。「
京阪杯のころから、トモの入りがすごく良くなった」と目を見張るように、優れた成長力も見逃せない。
「この時期の父と比べても遠くはないと思う。今回はチャンスだと思うし、取り逃したくない」と同助手はG1初Vを意識する。父は7年前に同じく
京阪杯、
シルクロードSを連勝して臨んだが3着敗退。翌年に雪辱を果たした。父を超えて一気に頂点へ。そして同時に、父子制覇の偉業もかなえる。
提供:デイリースポーツ