大阪杯(3月31日・阪神芝2000m)に向けて、調整を進めている
ワグネリアン(栗東・
友道康夫厩舎)。
神戸新聞杯以来のレースになるが、2月8日にノーザンFしがらきから栗東へ戻ってきており、ここまでしっかり乗り込まれている。
今朝20日はレースに向けた1週前追い切り。レースでも騎乗予定の
福永祐一騎手が跨って、芝馬場で
スーパーフェザーとの併せ馬。3馬身ちょっと追いかける形だったが、向正面の時点ではラップが遅めだったこともあり、少しだけ行きたがっているように見えた。
ただ、3コーナーから4コーナーはしっかりとギアを上げながら加速していき、最後の直線は内から前へと並びかける。仕掛けられていたこともあって、楽に前へ出るかと思いきや、相手の手応えも楽だったので、そこはなかなか追い抜けない。
結局、ゴールでは同入か僅かに前へ出たかという感じ。派手なパフォーマンスではなかったものの、時計は6F78.7〜5F63.2〜4F49.3〜3F35.8〜1F11.8秒と速い。久しぶりの実戦ということを考えれば、芝でスピード感を確かめることができたのは良かったのではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)