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【ロードカナロアプレイバック】スプリントの次はマイル王へ 2階級制覇をかけ挑んだ一戦/2013年安田記念

  • 2019年03月22日(金) 22時16分
 今月24日に中京競馬場で行われる高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)では、ロードカナロア産駒のダノンスマッシュに注目が集まりそうです。そこで今週は、ダノンスマッシュと同じ安田隆行調教師が管理したロードカナロアの現役時代を振り返ります。国内外問わずスプリント路線で華々しい成績を収め、2012年にJRA賞最優秀短距離馬、2013年にはJRA賞最優秀短距離馬年度代表馬との2冠を達成。引退後にはその功績が称えられ前年にはJRA顕彰馬となり殿堂入りを果たしました。そんなロードカナロアがGIに挑戦した過去7戦をピックアップしてお届けします。

■マイル戦は2年5ヶ月ぶり、東京コースは初出走

 今回は2013年の安田記念。前走の高松宮記念を快勝し国内外でスプリントGI・3連勝を飾ったロードカナロアは、4月の早い段階でマイルGIの安田記念へ向かうことを表明していた。マイル戦は3歳1月のジュニアC2着以来、およそ2年5ヶ月ぶり。東京競馬場に関してはキャリア16戦目にして初の出走。

 この年の安田記念には、マイルGIで2勝を挙げていたグランプリボス、中距離路線で存在感を示してきたショウナンマイティ、前年のNHKマイルC覇者のカレンブラックヒルらが集結するなか、ここでもロードカナロアが単勝オッズ4.0倍の1番人気となった。

 10番枠からスタートしたロードカナロア岩田康誠騎手は、好スタートを決めるとそこからポジションを少し下げて折り合いに専念。これまでとは異なる道中じっくりと脚を溜める作戦に出た。

 内にいた2番人気のグランプリボスと併走しながら、中団を追走したまま約530mの長い直線へ。シルポートが後続を突き放す逃げを見せるなか、岩田騎手が残り400mを切ったあたりで追い出しを始める。そこからロードカナロアは鮮やかな末脚で先行勢を捉えるも、ショウナンマイティダノンシャークが外から追い詰めてくる。

 最後まで懸命に追われ、振り切りにかかるロードカナロアと外から追い詰めるショウナンマイティ。最後は2頭が馬体を並べてのゴール。

 結果はロードカナロアショウナンマイティの急追をクビ差凌いでの1着。ゴール後ショウナンマイティに騎乗していた浜中俊騎手が岩田騎手に手を差しのべる光景もみられた。これでロードカナロアはスプリント、マイルとGI・2階級制覇。世界レベルの実力を異なるカテゴリーでも見せつけ、GI4連勝を飾った。

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