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中京芝ならペイシャフェリシタ、中山ダートならセンチュリオン/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2019年03月21日(木) 19時30分
高松宮記念ダイメイプリンセスを相手に完勝した一昨年の浜松S(1600万下)から意識してきた舞台。ぜひとも使いたくて、シルクロードS(7着)、オーシャンS(4着)と続けて使って賞金加算を狙ったんですが…。結果として2分の1の抽選とは、何とももどかしいですね」

 ペイシャフェリシタを担当する中垣功助手がやきもきする表情を見せたのは、登録馬が発表された1週前のこと。藤田菜七子騎乗のスノードラゴンに注目が集まっているが、同じ高木キュウ舎でも当方が馬券を買いたいのは正直こちらのほうである。浜松Sで33秒1の圧巻上がりをマークしたように、左回りでは切れが違うサウスポー。加えて差し、追い込み馬が台頭した先週開催を思えば、ぜひとも抽選突破を願いたいのだが、果たして…。

 それでも万が一(正確には2分の1だが)除外の際は、用意した資金を急きょ今週日曜中山メインのマーチSへ回す算段だ。そんな二段構えの気持ちにさせるのは、昨年覇者センチュリオンが今年も出走してくるからに他ならない。

「前走の名古屋グランプリ(4着)を見て、改めて適性というものを痛感した。相手うんぬんじゃなく、小回りではどう頑張っても位置を取れないもん。結局、ウチの馬が走れる舞台はここしかないというのが、よ〜く分かりました」

 管理する田村康仁調教師が苦笑いしながら語る通り、全8勝を中山で挙げる正真正銘のスペシャリスト。エンジンのかかりは遅いが、直線の急坂を苦にしないパワーが何より売り物。それが好走を中山に特化させる最大の要因である。

「帰キュウ後の稽古は地味だけど、もともと攻め駆けしない実戦タイプ。放牧でリフレッシュしてふっくらした体で戻ってきたし、ビシビシ追って乗り込みは十分です。ベストの舞台で巻き返してほしいね」(同師)

 背負うハンデが焦点であったが、(近走の凡走が効いたか)斤量は勝った昨年よりわずか0・5キロ増の57・5キロ。530キロを超す巨漢馬にすれば、さしたるハンデにはあたるまい。

 中京芝ならペイシャフェリシタ、中山ダートならセンチュリオンを黙って買い――。この当方の馬券セオリーを今週も貫くのみである。

 (美浦の宴会野郎・山村隆司)

東京スポーツ

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