「
大阪杯・G1」(31日、阪神)
昨年末の
有馬記念を制した
ブラストワンピースが21日、美浦Wコースの併せ馬で抜群の動きを披露した。今年初戦がいきなりG1となるが、陣営の仕上げはほぼ
パーフェクト。ひと回り
スケールアップして、2つ目の
ビッグタイトル奪取へ視界良好だ。また、栗東坂路ではG1初制覇を目指す
ステイフーリッシュが軽快な走りを披露した。
グランプリホースの風格をたっぷりと漂わせながら、
ブラストワンピースは主戦・池添を背に美浦Wへ。6Fで4馬身ほど先行する
ペルソナデザイン(3歳500万下)を見ながら、徐々にペースアップ。直線入り口あたりで内から馬体を並べると、一気に
トップギアに入って加速。鞍上のアクションに応え、豪快にチップを蹴散らし併入した。
6F81秒6-36秒6-12秒2に、感触を確かめた池添は「1週前なのでしっかりやっておきました。落ち着いていたし、フットワークも柔らかい。今までの1週前追い切りの中では一番良かった」とキッパリ。心身のさらなる
スケールアップを確信したようだ。
大竹師も「背中を使えていたし、大きく走っていた。ジョッキーも言っていたが、柔らかみもありました」と充実ぶりを強調する。以前はゲート内でガタガタすることもあったが、「今はゲート練習でも、ウソのようにピタッとしています」と“不動心”の境地をつかみつつある。
阪神コースは昨年3月に外回りの
毎日杯を快勝。レースに幅が出た今なら、内回りも問題ないはず。G1馬8頭がそろう頂上決戦でも、主役の座は譲らない。
提供:デイリースポーツ