JRA通算500勝まであと“2”。節目の記録を前にしても、
友道康夫調教師(55)=栗東=は至って自然体だ。「全く気にしていない。通過点?そうかな」。400勝は16年
アルゼンチン共和国杯の
シュヴァルグランで華やかに決めたが、それも「帰りの電車で、JRA職員の方に電話でコメントを求められて。それぐらいの思い出」と苦笑いだ。
ただ、今回の
メモリアルも華やかに決める可能性は十分ある。土曜阪神11R
毎日杯の
ウーリリ、土曜中山11R
日経賞の
エタリオウはともに有力候補だ。「
ウーリリはまだ非力ですが、休養効果で馬体は良くなった。パワーアップした姿を実戦で見せられれば。
エタリオウはいいと思う。中山コースはどうかも、力さえ出し切れれば。重賞で
メモリアル?そうなればいいですね」とVを見据えていた。
あくまでも「一つ一つの積み重ねが大切」がモットー。その上で「大きなレースは勝ちたい。それは常に従業員に言っていること」と野心をのぞかせる。来週は
シュヴァルグランと
ヴィブロスがドバイに、
マカヒキと
ワグネリアンが
大阪杯にスタンバイ。今週の精鋭7頭で節目を超えて、次週の
ビッグタイトル奪取につなげたい。(デイリースポーツ・松浦孝司)
提供:デイリースポーツ