「
日経賞・G2」(23日、中山)
絶妙のペースで脚をため、後続を寄せ付けず1馬身1/4差。名手・
武豊の手綱に導かれた3番人気の
メイショウテッコンが、セーフティーリードを保ったまま逃げ切った。「ゲート内で暴れる癖があったけど、厩舎がすごく練習してくれたみたい。あの枠で五分に出てくれたので行きました。ペースを上げても終始、手応えが良かったからね」と殊勲の鞍上は振り返る。
先日、親交の深いイチローが45歳でバットを置いた。ユタカは「このオフは会えなかったけれど、(東京ドームでの試合を見て)改めて勇気づけられた」と思いを口に。そんな競馬界のレジェンドは50代初の重賞勝ち。「まあ、特別な意識はないけれど、きょうはチャンスだと思ってきた。伸び盛りですから」と笑みを浮かべた。
18年
ラジオNIKKEI賞に続く重賞2勝目。高橋忠師は「昨秋(
菊花賞14着)は背も高くなっているところで動き切れなかったし、前走(
日経新春杯9着)は状態もあまり。でも、この中間でかなり良くなってくれた。次?終わったばかりで何ともだけれど、盾には行きたいですね」。スタミナ自慢の
マンハッタンカフェ産駒が、戦国ムード漂う
天皇賞・春(4月28日・京都)の主役候補に躍り出た。
提供:デイリースポーツ