30日に中山競馬場で行われるダービー卿CT(4歳上・GIII・芝1600m)。過去10年をローテーション面から分析する。なお、11年は阪神競馬場での開催となっている。
29頭が出走して「3-3-2-21」の
東風S(OP)が最多8回の馬券絡み。複勝回収率も107%と優秀だ。頭数が多いので取捨が重要になってくるが、そのうち
東風Sで3着以内だった馬に絞れば「3-2-1-9」、複勝回収率は133%とさらに上がる。今年は
カツジ・
キョウヘイ・
ゴールドサーベラス・
ジョーストリクトリ・
ダイワキャグニー・
ミュゼエイリアンが登録している。
1600万下からの臨戦となる馬たちが非常に優秀な成績。全頭が前走優勝馬で、全体では「4-2-1-7」、複勝回収率159%。特に
武庫川Sは「3-0-0-1」、勝ち馬3頭は最上位でも4番人気と、異常なほどの相性を誇るが、今年は該当馬がいない。1600万下組は
ショウナンライズ・
ダイアトニック・
フィアーノロマーノ。
同条件の
ニューイヤーS(OP)は意外にも「0-0-1-5」。今年はワンツーの
ドーヴァー・
キャプテンペリーが登録。人気と目される
ギベオンの
金鯱賞、
プリモシーンの
ターコイズSは前例なし。
OP特別と1600万下の好成績が示す通り、重賞組は総じて相性が悪いがその中で健闘しているのが「2-1-0-9」の
阪急杯。12年10番人気2着の
オセアニアボスの例もある。今年は
ロードクエスト・
ヤングマンパワーが該当する。