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【JRA】ステルヴィオ丸山騎手「今回は結果にこだわりたい」/大阪杯共同会見

  • 2019年03月27日(水) 21時21分
 昨年のマイルCSに優勝してGIホースの仲間入りをしたステルヴィオ(牡4、美浦・木村哲也)が、27日(水)、大阪杯(GI)に向けてウッドチップコースで併せ馬の追い切りを行った。追い切り後、前走の中山記念(GII・3着)に引き続き同馬の手綱を取る丸山元気騎手(追い切りには乗らず)と、管理する木村調教師が共同記者会見に臨んだ。

■丸山騎手

(前走の中山記念を振り返って)
「自分が思っていた競馬はできましたし、休み明けを考えればよく走ってくれていると思います」

(阪神コースについて)
「コースはそんなに気にしていないですし、距離が2000mになるので、いかにロスなく直線まで来れるかが今回のポイントになると思います。内枠がほしいですね」

(馬場状態は?)
「土日のレースを見て考えたいと思っていますが、前走も少し荒れた馬場でも大丈夫だったので、そこまで気にはしていません」

(相手関係については?)
「本当に豪華なメンバーが揃っているので、うまくエスコートしてあげたいなという気持ちですね」

(弟弟子の野中騎手、妹弟子の藤田騎手も活躍中だが、相乗効果もある?)
「あまり意識はしていないですが、周りからは抜かされるぞと言われています。あの2人に負けたら僕もショックなので、負けないように頑張っています」

(丸山騎手も絶好調だが?)
「たくさん良い馬に乗せてもらっていますし、良い流れは大切にしたいです。今はローカルで乗せてもらっていますが、本場でもこういう結果が出せるように頑張りたいですね」

(昨秋GIを勝った馬の春シーズンのオファーを受けた時の気持ちは?)
「はじめ、話を聞いた時には『間違いではないか』という気持ちもありました。乗せてもらってやっぱり素晴らしい馬でしたし、GIに行くのはこういう馬だと改めて感じました。チャンスがある馬なので、今回は結果を出したいという気持ちが強いですね」

(人気馬に乗ってGIを迎える心境は?)
「自分自身も昨年ダービーに乗せてもらって、またああいう舞台で乗りたいなという気持ちが強くなりました。GIでチャンスのある馬ですし、まずGIを取りたいという気持ちがあります」

(最後にファンにメッセージを)
「大変チャンスのある馬に乗せて頂くので、今回は結果にこだわりたいと思っていますし、自分自身ももっともっと上のステージに行けるように頑張っていきたいです」


■木村調教師

(前走を振り返って)
「馬もしっかり頑張ってくれましたし、騎手もうまく立ち回ってくれたのですが、結果は残念でした」

(中4週、どのような調整を?)
「前走後はノーザンファーム天栄に移動して、3週間前に厩舎に連れてきました」

(今朝の追い切りは3頭の併せ馬だったが、どのような指示を?)
「(4ハロン)55秒の(3ハロン)40秒でという指示でした。いつも通りです」

(阪神コースは久しぶりになるが?)
「札幌に行っても頑張る、東京でも中山でも阪神でも頑張る、京都ではGIを勝つ。どこの競馬場に行っても、問題ないと思います」

(関西圏でまた大きなタイトルをという思いは?)
「この間中山記念で負けたのも非常に悔しいですし、現状の注目度も非常に高い馬なので、関西だからということではなくどこでも勝ちたい気持ちは一緒です」

(ダービー馬やグランプリホースがいるという顔合わせになるが、相手関係については?)
「険しい山脈だなと思います」

(枠順の希望は?)
「ないです」

(マイルCS中山記念はこれまでより前めの位置取りだったが、今回は?)
「どのレースでもどの馬でもそうですけど、良いスタートを切りたいという気持ちはあります。前に行くとか後ろから行くなど(位置取りは)決めつけられないですね。馬の状態が良ければ張り切って行くでしょうし…と思っています」

(前走、今回と騎乗する丸山騎手については?)
「私自身、皆さまのご協力のもとでGIを取らせて頂いて、良い思いをさせて頂きました。(丸山騎手は)まだGIタイトルを取っていないということなので、彼の普段の努力や今までの頑張りが報われるよう、何とかそのサポートを最大限していきたいなと思っています」

(木村厩舎のスタッフにも、もう1つタイトルをという気持ちも?)
「1つと言わず…なのですけど。手前味噌になりますが、今朝の調教でも、こういうプレッシャーのかかる状況の中で、寸分たがわずプラン通りに立ち回ってくるスタッフの素晴らしさを見て、私自身幸せだなと思いました。この場で言うことではないのかもしれないですけど、心の中では本当にそう思っています」

(また素晴らしいステルヴィオを見ることができそうだが?)
「去年マイルCSを勝たせてもらって、多くの方が喜んでくださいました。そのこと自体が私に生きる意味や、仕事は何のためにするのかということを明確にしてくれたような事象だったので、今週末も応援してくださる方々のために最善を尽くしたいと思っていますし、今現在、良い方向に行っていると自分では判断しています」

(最後にファンにメッセージを)
「厩舎だったり、私に対してだったり、応援してくださる熱量というのが昨今増えてきていて、そのこと自体が私の日々のモチベーションになっています。何とか今週末もそういった期待に応えて、応援してくださる皆さんに喜んでもらいたいという気持ちで臨みたいと思っています。応援よろしくお願いします」

(取材・文:佐々木祥恵)

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