7日に阪神競馬場で行われる
桜花賞(3歳・牝・GI・芝1600m)について種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる9回の馬券絡みは
ディープインパクト。次点で4回の
キングカメハメハが続く。また、昨年は初出走となった
ロードカナロア産駒の
アーモンドアイが勝利しており、2歳リーディングを争うような時代に沿う人気種牡馬は注目に値する。
ディープインパクト産駒は28頭が出走して「4-4-1-19」複勝率32.1%、複勝回収率107%と安定感のある成績。ただし、近年は人気に推される馬が少なかったとはいえ、なかなか勝ち馬を出せていない。今年は
ダノンファンタジー、
グランアレグリアの上位人気が予想されるだけに、14年
ハープスター以来の勝利となるだろうか。
ダイワメジャー産駒は13頭が出走して「1-0-1-11」複勝率15.4%、複勝回収率180%。一見するとパッとしない成績ではあるが、13頭中11頭が6番人気以下、7頭が10番人気以下なのだから仕方ない。そういった人気事情にもかかわらず、17年
レーヌミノルは単勝40.8倍の8番人気で勝利、13年には14番人気の
プリンセスジャックが3着に食い込み波乱を演出するなど意外性を秘めている。
今年であれば
チューリップ賞2着の
シゲルピンクダイヤよりも、同レースで人気を裏切っていた
メイショウショウブこそ警戒が必要かもしれない。
そして、時代を象徴する種牡馬といえば、現3歳世代でキャリアハイの活躍を見せている
ヴィクトワールピサ産駒の
アクアミラビリス、
エールヴォアにも注目。同産駒は16年に
ジュエラーで
桜花賞を制しているが、通算2頭しか出走例がないなかで結果を残している点は評価する必要がありそうだ。