前走の
チューリップ賞(GII)5着から
桜花賞に臨む
シェーングランツ(牝3、美浦・
藤沢和雄)を管理する藤沢調教師の共同記者会見が、同馬の追い切り後に行われた。
(今朝の追い切りの狙いは?)
「前走時は幾分ゴール前でモタつきましたが、今回は時計は速くないものの併せ馬をしっかりできたので良いと思います」
(前走と前走後の調整過程について)
「姉の
ソウルスターリングと違って慎重な子で、使いながら良くなるという感じがあったので、
トライアルを使いました。
アルテミスS(GIII・1着)では終いがしっかりしていたので阪神でも期待していたのですが、阪神JF(GI・4着)ではモタついてついて行けませんでした。前走はもう少し動けるかなと思ったのですけど、あまりスムーズな競馬ではなく意外と良くない結果でした。今回は1回使って、その後は調整も楽で順調にきています」
(レース本番に向けての期待のほどは?)
「今回はGIで当然流れが速くなるでしょうし、彼女に向く流れや展開になれば終いはしっかりしている馬なので期待できると思います」
(
武豊騎手とのコンビは4戦目となるが?)
「素晴らしいジョッキーでたくさん勝たせてもらっていますし、勝っているジョッキーなので安心しています。(
武豊騎手は2004年の
桜花賞を勝った)
ダンスインザムードで素晴らしい競馬をしました。彼女とは全く違う脚質の馬ですが、得意の阪神だと思うので期待しています」
(馬体重は?)
「前走からプラスにはなっていますが、輸送を含めて減ると思うので前走くらいの体重で行けると思います。厩舎の皆と一緒に前日に輸送予定です」
(藤沢厩舎のワンツーも?)
「あるといいと思います」
(最後にファンにメッセージを)
「血統的にも素晴らしい馬ですし、姉の
ソウルスターリングはうまくいきませんでしたが、その分も頑張ってくれると思います。武騎手はまだまだ当分やれると思うのですが、私の方は定年が近いので何とか頑張ってもらいたいです」