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日本軽種馬協会の第41期生産育成技術者研修の開講式 「馬産地の原動力に」と期待

  • 2019年04月05日(金) 11時00分
 静内田原の日本軽種馬協会(JBBA)静内種馬場(遊佐繁基場長)で3日、第41期生産育成技術者研修の開講式が開かれ、中国人女性1人を含め全国から入講した18歳から27歳の男女12人の研修生に関係者が期待の言葉を送り、1年間の研修生活を励ました。

 技術者研修は世界に通じる強い馬づくりを目的に、JRA(日本中央競馬会)の助成で平成2年に開講。研修生は1年間にわたり騎乗や飼養・管理、繁殖など馬に関する知識や技術を習得し、日高管内などの牧場で生産育成の中核を担うスタッフとして活躍している。これまでの修了生は延べ444人。

 41期生は全国からの研修希望者から選ばれ、山口や愛知、三重、神奈川、埼玉、福井、福島、北海道の1道7県と中国からの男性7人、女性5人で、道内からは苫小牧と札幌からの男女2人。

 開講式には静内種馬場幹部や指導教官、来賓、家族など関係者約30人が出席。日本軽種馬協会(河野洋平会長)の柴田晃一事務局長が「日本の競馬を一層魅力あるものにするには、優れた技術者の養成が必要」とし、「皆さんに対する競馬会の期待は大きい。健康に留意し1年間の研さんに努め、馬産地の原動力になってほしい」と激励。

 来賓の日高振興局の松浦英則局長と中央競馬会日高育成牧場の蘆原敏副場長、日高軽種馬農協の須崎孝治副組合長も「つらいこともあると思うが、1人の脱落者もなく研修に励み、強い馬づくりに向け、将来の馬産地を担う技術者になってほしい」とエールを送った。

 研修生を代表し、神奈川県出身の大谷拳士さん(19)が、「立派なホースマンをめざし、1年間精一杯頑張りたい」と宣誓した。

 静内種馬場によると、外国人研修生はかなり以前に男性韓国人1人がいて、今回が2人目。中国生まれの胡媛さん(24)は、留学生として北海道大学で学び、大学院を卒業。将来は牧場で働くことを目標に、技術を磨くために研修生として入ったという。

日高報知新聞社

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