スマートフォン版へ

【東京スプリント】菜七子騎手初重賞Vへ―木之前葵騎手「菜七子ちゃんの活躍によって地方にもいい影響が」

  • 2019年04月10日(水) 12時00分
 今年2月に行われたフェブラリーS(GI)で、GI初騎乗を果たした藤田菜七子騎手。今度は同レースでもコンビを組んだコパノキッキングとともに、4月10日(水)に大井競馬場で開催される東京スプリント(JpnIII)に参戦。自身初の重賞制覇に挑みます。

 そこで今回は“一線級で活躍する先輩女性騎手”からエールを頂くべく、名古屋所属の木之前葵騎手を取材。菜七子騎手への応援メッセージとともに、自身の初重賞制覇時の思い出を伺いました。(取材・文=赤見千尋)

――藤田菜七子騎手の活躍はどうご覧になっていますか?

 大きな舞台に乗れる菜七子ちゃんは本当にすごいと思いますし、GIにも騎乗して、騎手として正直羨ましいです。最近の乗り方を見ていると、これまで以上に追い方が低くなっていて、重心が馬と近いんですよね。馬にとって楽に走れるのではないかという感じがしています。どんなトレーニングをしているのかとか、詳しく聞いてみたいです。

――直接お話したことは?

 あるんですけど、競馬の時だったり、テレビの取材だったりで、ゆっくり話したことがないんですよ。今度ご飯に行こうねって言っているんですけど、なかなか日程が合わなくて実現していないんです。

――名古屋に遠征に来た時の印象はいかがでしたか?

 3年くらい前なんですけど、その時わたしの乗り馬に乗って、逃げ切っちゃったんです! うわ〜やられたって思いました(苦笑)。人気薄の馬だったし、初騎乗で力を出し切ったわけで、本当にすごいなと。わたしも刺激を受けて、もっと頑張ろうと思いました。

――現在菜七子騎手は初重賞制覇が期待されていますが、木之前騎手の初重賞制覇は2016年の新春ペガサスC。圧倒的1番人気だったカツゲキキトキトで制しました。

 あの時はものすごく緊張したんですけど、本当に馬が強くて、何もしないで勝たせてもらいました。自分は何も出来ていない状態だったのに、馬が頑張ってくれて。本当に馬と関係者の方々に感謝しています。ただ、その前にも勝てそうな機会ってあったんですよ。でも引っ掛かってしまってダメでした…。重賞を勝つというのはとても大きいと思います。自分の気持ち的にも、周りの見る目も。簡単には勝てないですし、馬との出会い、めぐり逢いも大切ですから、そういう馬を任せてもらえるように頑張ります。

――4月からはJRAのルールに合わせて永年2kg減での騎乗が始まりますね。

 はい! これはかなり大きなことです。スタートダッシュや最後の粘りが違うと思うし、何より馬も集まりやすくなると思うので。菜七子ちゃんの活躍によって地方にもいい影響が出ているので、このチャンスを活かしたいです。

――では、東京スプリントコパノキッキングに騎乗する菜七子騎手にエールをお願いします。

 フェブラリーSの時は厳しい展開になってしまいましたが、最後伸びて来たので熱くなってかなり応援しました。今回は2回目の騎乗なので、馬のこともさらに良くわかると思うし、ぜひ頑張って欲しいです。今回も全力で応援します!

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す