14日に中山競馬場で行われる
皐月賞(3歳・牡牝・GI・芝2000m)の舞台となる中山芝2000m。このコースについて解説していく。
ホームストレッチの右端からのスタート。すぐにゴール前直線から1〜2コーナー中間地点まで5.3mの坂を上る。初角までの距離は405mと長く、すぐに急坂を上る形になるため、前半のペースは落ち着きやすい。中山芝2000mは内回りを使用するため1〜2コーナーのカーブはきつめ。2コーナーから向正面にかけて大きく下り、下り切った後は3〜4コーナーまで比較的平坦が続く。
ゴール前直線310mは四大場で最も短いが、高低差2.2mの上り坂が待ち受けている。スタート直後とゴール前、二度にわたって急坂を上ることになり、特にまだ体力の付き切っていない3歳馬にとっては非常にタフな舞台設定といえる。
3回中山開催は前半2日はAコース、後半6日はBコースを使用する。
皐月賞は開催8日目なので、Bコース6日目ということになる。昨年こそ、稍重馬場でもあり2.00.8と時計を要したが、16年
ディーマジェスティが1.57.9、17年
アルアインが1.57.8とレースレコードで勝利している。開催最終日で、一見、馬場も荒れているように見えるが、高速決着がデ
フォルトだ。時計が速くなることで追走能力も求められ、マイラータイプの台頭も目立っている。