21日に京都競馬場で行われる
マイラーズC(4歳上・GII・芝1600m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、京都芝1600m外回りで開催されるようになった2012年以降を集計対象とする。
馬番別では、最多となる5回の馬券絡みが4番。次点が2回で5番、6番、12番、17番と続く。連対率や複勝率ベースで考えた場合、内枠または外枠に好走馬が集中しており、真ん中付近の馬番は少し割引が必要かもしれない。
ただし、今年は10頭しか出走がなく、過去7年で最低出走頭数となる11頭立てで行われた17年
マイラーズCをも下回る。なお、2016年以降はフルゲートで行われておらず、出走頭数は減少傾向にあるようだ。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-1-0-10 複勝率9.1% 複勝回収率28%
2枠 2-2-0-8 複勝率33.3% 複勝回収率97%
3枠 0-1-3-9 複勝率30.8% 複勝回収率106%
4枠 1-1-1-10 複勝率23.1% 複勝回収率33%
5枠 0-0-0-13 複勝率0.0% 複勝回収率0%
6枠 0-1-3-10 複勝率28.6% 複勝回収率60%
7枠 1-1-0-15 複勝率11.8% 複勝回収率66%
8枠 3-0-0-14 複勝率17.6% 複勝回収率44%
そして、1〜3番人気の上位人気馬に限定した枠順別成績が下記になる。
1枠 0-0-0-2 複勝率0.0% 複勝回収率0%
2枠 2-0-0-0 複勝率100.0% 複勝回収率280%
3枠 0-1-1-1 複勝率66.7% 複勝回収率80%
4枠 0-1-1-1 複勝率66.7% 複勝回収率90%
5枠 0-0-0-4 複勝率0.0% 複勝回収率0%
6枠 0-1-2-0 複勝率100.0% 複勝回収率160%
7枠 0-0-0-2 複勝率0.0% 複勝回収率0%
8枠 2-0-0-0 複勝率100.0% 複勝回収率205%
1枠と5枠は上位人気馬を以てしても不振傾向で、特に5枠は案外な結果が続いている。出走頭数にバラつきが生まれやすい重賞であることを踏まえても、データとしてはオカルトに近いものがあるが、あくまでも情報として頭の片隅には入れておきたい。