「クイーンエリザベス2世C・香港G1」(28日、シャティン)
“経験”を感じさせる落ち着きぶりだ。2度目の香港遠征となる
リスグラシューは24日、芝コースで最終追いを行った。半マイルからスタートすると、掛かることなく馬なりで加速。直線も外ラチ沿いで気持ち良さそうに末脚を伸ばすと、最後は手応えにお釣りを残したまま4F48秒0-21秒4で駆け抜けた。
矢作師は「動きはいいっちゃいいんだけど、フワフワして思ったほど気が入っていないな。まぁ、嫌でも競馬の日には(テンションが)上がる馬なんで。様子を見て、前日にでも微調整を入れようかな」と今後の見通しを語った。ただ、追い切り前日に現地入りした際には「
シルエットが前回とは違う。見て安心した」と好馬体の愛馬に目を細めた。
昨年の
香港ヴァーズで敗れたエグザルタントなど、強敵がそろう一戦。「何とか雪辱したいね」とリベンジを誓う。
天皇賞・春にも
チェスナットコートと
カフジプリンスの2頭を送り出し、「いい平成最後にしたいですね」と勝負師の目を光らせた。国内外での大一番で、矢作厩舎がその存在感を見せつける。
提供:デイリースポーツ