「天皇賞(春)・G1」(28日、京都)
日経賞を制して勢いに乗る
メイショウテッコンは25日、栗東坂路でシャープな動きを披露。初コンビの福永も2週連続調教で感触を確かめ、好印象を抱いていた。平成最後のG1獲りへ、陣営も闘志満々だ。
メイショウテッコンが力強いフットワークで栗東坂路を駆け上がった。新コンビを組む福永がまたがり、僚馬
モンファロン(4歳1000万下)を目標にスタート。併せ馬というよりもペースメーカーのように先行させると、馬体を並べる間もなく抜き去ってフィニッシュ。余力十分に4F53秒0-38秒3-12秒3をマークし、好調をアピールした。
先週のCWに続いて騎乗した鞍上は「この馬のイメージはつかめました。内容、タイムともに予定通りのいい調整ができました」と好感触。「チャンスのある馬に騎乗できて、とてもうれしい」と闘志を燃やした。見守った高橋忠師も「中間は在厩で疲れを取ることから始めました。先週はしっかり負荷をかけていますし、きょうもシャープな動きだったと言ってもらいました」と笑顔だった。
枠番は4枠5番に決まった。「一番勝ちたいレース」と力が入る指揮官は「外過ぎるのもどうかと思っていたから。馬場もいいし、内めの方がいいと思う」と歓迎ムード。馬番は違うが、
父マンハッタンカフェが02年
天皇賞・春を制した時と同じ4枠に「何か縁を感じるね」と話した。
日経賞を制して挑む伝統の一戦。「前走はこの馬の一番いい形で勝つことができました。父(高橋成忠元調教師)は、いつもお世話になっていたメイ
ショウの所有馬、サムソン(07年)で勝っています。自分も勝って恩返しできれば」。平成最後のG1覇者に名を刻む。
提供:デイリースポーツ