「香港チャンピオンズデー・香港G1」(28日、シャティン)
香港チャンピオンズデーのG1・3レースに騎乗するジョアン・モレイラ騎手(35)=香港=が26日、大舞台を前に意気込みを語った。中でも気合が入るのは
チェアマンズスプリントプライズのビートザクロックで、Vへ自信をのぞかせた。日本でもおなじみのマジックマンが日本馬の前に大きく立ちはだかる。
大一番を前に、“雷神”モレイラが静かに闘志を燃やしていた。最も手応えを感じるのがビートザクロックだ。「調子も以前と変わらずいい。今回の騎乗する(G1)3頭の中では一番チャンスが大きい」と楽しみにする。「豪州の馬(サンタアナレーン)やミスター
スタニングは強敵。タフになると思うが、勝てるレースなのは間違いなく、自信もある」と言い切る。
クイーンエリザベス2世Cのワイククも前走こそ7着と崩れたが、2走前の香港ダービーは2着と奮闘。「馬の調子はいいし、順調に来ています。
トップレベルで戦える馬。本番が楽しみ」。
チャンピオンズマイルのコンティとともに、虎視たんたんと一発を狙う。
3頭が所属するサイズ厩舎との専属騎乗契約は6月9日で切れるが、「フリーになることなく、シーズン最後(7月14日)までサイズ師の専属として騎乗する」と今後の予定を説明。シーズン終了後も香港にとどまるのか?という質問にも静かにうなずき、昨年不合格だった日本の通年免許の受験を、今年は見送ることも示唆した。
「多くのサポートに大変感謝しています。またいつの日か日本で騎乗できるのを楽しみにしています」と、ファンにメッセージを送ったマジックマン。その巧みな手綱さばきで、日本を、そして世界を驚かせる。
提供:デイリースポーツ