日曜は日本では
天皇賞(春)、香港ではQEIIが行われますね。
香港のほうは、とにかく
リスグラシューが気になります。現地に出張中の岡助手に話を聞いたところ「心身ともにいいかんじです!」とのこと。かなりいい状態をキープしているようでした。かつては輸送したらカイバ食いが極端に細くなっていたのに今回は現地でも食いがいいのがいいですね。
陣営は「2着の多い馬ではありますが、1着をとりたいです」(岡助手)とかなり勝利を意識していました。4番枠というのも絶好ですし、かなり期待しています!
そして、日本。こちらも2着の多い
エタリオウが人気を集めていますね。なかなか勝ちきれない馬ではありますが、状態面では不安もなくやはり狙わない手はないでしょう。
追い切った後の状態もいいようです。
「特にテンションが上がるわけでもなく、カイバ食いもいつもどおり」と大江助手。
枠は2枠2番。
「ロスのないコースをじっくり行けそうなのはいいですね。無理に強気でいくより自分のリズムを大事にレースを進められればいいですね」と陣営は歓迎していました。
ただし。
「先行した他の馬の前残りというのもこわい」とポツリ。
「あんまりドンと構えていると、今の京都の馬場は速いですから…」
確かに。"前が止まらず、とらえきれず"という場面は実に悔しいですよね。
僚馬の
ユーキャンスマイルが「競馬では能力を100%使って走ってくれる馬」(友道師)だけに、このようなコメントがより心に深く残ってしまうのでしょう。
「この馬の力を発揮できるかどうか、だと思います」
(取材・文:花岡貴子)