2歳9月の新馬戦以来だった前走未勝利戦を快勝した
フランクリン(栗東・
音無秀孝厩舎)。遅ればせながら
日本ダービー(5月26日・東京芝2400m)への出走を目指すべく、
京都新聞杯(5月4日・京都芝2200m)での勝利を目指して、今朝1日は最終追い切りを行っている。
北村友一騎手が跨って、CWコースでの3頭併せ。
クルスデルスールが先行して、その次に
フランクリン、そして
NHKマイルC(5月5日・東京芝1600m)に出走予定の
ミッキーブラックが追いかけるという展開。最後方の
ミッキーブラックが行きたがる様子を見せていたのに対して、こちらは落ち着いて追走。後ろからプレッシャーをかけられるような状態でも全く問題なかった。
最後の直線は3頭併走の真ん中。一番手応え良くゴールへと向かっていき、半馬身ほど出たままの状態でゴール。時計は6F83.6〜5F67.8〜4F53.2〜3F39.0〜1F12.2秒と全体としてはさほど速くなかったが、あの余裕の手応えでこの終いのラップはかなり優秀。
前走をひと叩きして、明らかに動きは良くなっている。全兄
フランツはこのレースで1番人気に支持されて10着と大敗してしまったが、この状態なら兄の雪辱を果たし、きょうだい初のダービー出走も叶うかも知れない。
(取材・文:井内利彰)