今週も絶好調男の手綱さばきに注目だ。先週、来日していきなり5勝と大暴れした
ダミアン・レーン騎手(25)=豪州。ダートで1勝、芝はマイルから2400メートルまで幅広く勝ち星を挙げ、
新潟大賞典では7番人気の伏兵
メールドグラースを重賞Vへ導いた。
今週のNHKマイルCでは、
グルーヴィットとのコンビでG1初制覇を狙う。水曜の最終追い切りには、美浦から駆け付けて初コンタクト。「フィーリングも良かったし、バッチリ」。そう手応えを口にすると、1F延長にも「乗った感じではマイルも問題ない。楽しみにしている」と期待を込めた。
今回が初来日。オーストラリアのホープに日本の競馬はどう映っているのだろう。「馬質がいい。レースのクオリティーが高くて、非常に楽しんでいる。競馬場や調教施設も素晴らしい」と全てが新鮮に感じている様子だ。
自身のセールスポイントもアピールする。「馬を落ち着かせて、折り合ってしまいに脚を使えるように。ベストの脚を使えるのがポイント。そこには自信がある」。思えば先週も、そんな特徴を生かした重賞制覇だった。16頭立ての8枠15番からうまく馬群に入れ、前に壁をつくって折り合うと、直線ははじけるように伸びて快勝。今週も白星量産、さらには
ビッグタイトル奪取も夢ではない。(デイリースポーツ・井上達也)
提供:デイリースポーツ