11日に東京競馬場で行われる京王杯ス
プリングC(4歳上・GII・芝1400m)についてローテーション別に検証していく。
馬券に絡んだ回数では
高松宮記念とダービー卿CT組がトップ。前者からは15年5番人気1着の
サクラゴスペル、14年10番人気1着の
レッドスパーダ、後者からは昨年7番人気2着の
キャンベルジュニア、17年11番人気2着の
クラレントなどがおり、複勝回収率の割に激走も見受けられる。今年は、
高松宮記念からは
ロジクライと、
ヴィクトリアマイルが本線の
レッツゴードンキ、ダービー卿CTからは
ドーヴァー、
ロードクエストが登録している。
5頭のみの前例ながら馬券圏内を外したことがない
東京新聞杯組が出色。人気の内訳は新しい順に【2・2・2・5・4】といずれも決して大本命だった訳ではない。着順が人気を下回ったのは今年も登録があり、昨年2番人気で3着の
サトノアレスのみで、これもわずかハナ差だった。ちなみに前例の5頭とも
サンデーサイレンス系の種牡馬の産駒となっている。今年は、最上位人気となりそうな
タワーオブロンドンと
サトノアレスが登録。
東京新聞杯に出走していた馬は他にもいるが、このローテーションは2頭のみ。
阪急杯は人気の
スマートオーディンなど4頭が登録。0-0-0-4の成績が残っているが、これは上位に推された馬がこれまでこの組にいなかった分。
もう1頭人気の
トゥザクラウンは近年条件や格が変わった大阪-ハンブルクC(1600万下)組でそもそも前例が少ない。1600万下全体では3番人気以上の馬がいなかった中で2-1-1-11。かなりの好成績と評価して良いだろう。