桜花賞は3着だった
クロノジェネシス(栗東・
斉藤崇史厩舎)。前走後は一旦放牧へ出されており、ノーザンFしがらきから4月23日に帰厩。今朝8日は次走予定の
オークス(5月19日・東京芝2400m)へ向けた1週前追い切りを行っている。
追い切りの少なくなった時間帯のCWコースで
サマーセントを追いかける内容。デビューからずっと手綱を握る
北村友一騎手が騎乗して、スムーズに前を追いかけていく。
道中の走りっぷりは今までで一番良いと思えるくらいに雰囲気があって、落ち着いている。向正面から3コーナーのラップは少し遅めだったが、そのあたりも力むことなく追走できており、楽な手応えで最後の直線。
内から前に並びかけると、派手に抜け出すようなことはなかったが、圧倒的に手応え優勢で同入のゴール。時計は6F84.3〜5F69.1〜4F54.0〜3F39.6〜1F12.0秒なので、数字的にはさほど目立たない。しかし、ゴール前でのいつでも加速できますよと言わんばかりの余裕の動きは印象的。この馬にとって、道中がスローになりそうな距離延長はかなり向くのではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)