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ミッキーチャームを管理する
中内田充正調教師
――今朝は坂路で追い切りましたね。評価は?
中内田 順調です。追い切りというより調整程度でした。
――その前は日曜日に追い切っていますね。
中内田 この時は追い切りでCWで6ハロンから時計を出すようなイメージで終いもしっかり動けていました。好調といえるくらい動きはよかったです。
――このパターンになった理由は?
中内田 今週の日曜日の競馬を想定して左回りというのと(注:普段、調教コースは右回りだが、該当日のCWは左回りだった)、輸送と馬のメンタルを考えて日曜日に最終追い切りというのがベストと考えて行いました。
――前2走は川田騎手が追い切りに騎乗されていましたが、今回は騎乗されていません。そのあたりは?
中内田 タイミングが合わなかったというだけですね。
――狙いがあったというのは?
中内田 そういうわけではないですね。(筆者注:8日朝、川田騎手は
プリンシパルSに出走予定の
エングレーバーに騎乗していた)
――改めてになりますが。この中間の調整の満足度は?
中内田 満足度というよりは順調と言えることが一番ですね。体調面は引き続きいいですし、あとはメンタル面をいかに上手に持っていくかだけかな、と思います。
――前走後、敗因は輸送という話はありますがその対策は?
中内田 それはこれからですので。今日は水曜日ですし、これから(出馬)投票して決定するのが木曜日、輸送は普段どおり土曜日に行う予定です。極力テンションを上げずにカイバをいかに食べてくれるかということが、これからどうしようか、というところですね。
――前走の
阪神牝馬Sを振り返ってください。
中内田 ジョッキーが上手に勝利に導いてくれた内容でしたので。もちろん力があってのことなんですけど、展開等に助けられた面と馬が持っていた能力をキッチリ出してくれたというところです。
――マイルへの適性については?
中内田 そうですね。改めて走る馬だな、と再認識はしました。
――東京コースについては?
中内田 正直、走ってみないとわからないです。
――イメージ的には?
中内田 イメージ的には大丈夫かなと思います。
――どういうところがイメージ的に合っていると思いますか?
中内田 本当に走ってみないとわからないです。
――さて、今回のポイントは?
中内田 メンタル面、フィジカル面でいかに
ミッキーチャームが力を出せる状態に持っていけるかというのがポイントだと思っています。
――この中間、川田騎手とのお話はあったのでしょうか?
中内田 そうですね。順調です、ということは伝えています。
――最後に抱負を。
中内田 今回も応援していただいている皆さんにいい結果を出せるようにチーム一同一丸となっていい状態で当日を迎えられるように頑張りますので応援よろしくお願いします。
(取材・文:花岡貴子)