「京王杯SC・G2」(11日、東京)
初コンビとは思えないほど息がピッタリ。
タワーオブロンドン&レーンが、
パーフェクトなレース運びでコースレコードV。好スタートを決めると、すぐに6、7番手のポジションで流れに乗った。抜群の手応えで直線に入ると、残り300メートルでレーンの右ムチに反応してグイグイと脚を伸ばす。着差以上に強い内容だった。
千四の距離は3戦3勝。
新潟大賞典に続き、来日3週目で早くも重賞2勝目のレーンは「折り合いがついてリズム良く走ってくれた。直線に入ってからも、しっかりといい脚を使ってくれた」と落ち着いた表情で振り返った。8日の最終追い切りで状態を確認。パートナーの力量を信頼して、自信に満ちた騎乗ぶりだった。次の
安田記念(6月2日・東京)については「きょうは強い勝ち方だったけど、ボクはレースで1回乗っただけなので、千六でも強いかどうかはまだ分からない」と話すにとどまった。
このレースで通算8勝目を挙げた藤沢和師は「折り合いがついて、いい競馬をしてくれた」と高く評価。大一番に向けては「千六の距離はギリギリだけど、(昨年11月の)
キャピタルS(2着)でも頑張っていたからね」と期待をのぞかせ、騎手については「これから調整します」と話した。本格化しつつある素質馬が、G1奪取へ大きな弾みをつけた。
提供:デイリースポーツ