2017年の
マイルCSを勝った
ペルシアンナイト(栗東・
池江泰寿厩舎)。その後はなかなか1着に恵まれておらず、勝ち星は遠ざかっているが、今年も昨年と同じ
大阪杯からのローテーションで
安田記念(6月2日・東京芝1600m)へ参戦予定。今朝16日はレースに向けた2週前追い切りを行っている。
朝一番のCWコースだったが、珍しかったのは単走という点。混雑した時間帯ではあったが、早目に馬場入りしたこともあり、周囲には馬が少ない状態でキャンターをスタート。気分よく、向正面へ入っていくと、じわりじわりとラップを上げて3コーナーへ向かっていく。
さらにスピードが乗った状態で最後の直線へ向かい、そのままゴールへ。時計は6F80.8〜5F65.8〜4F51.0〜3F37.4〜1F11.8秒。もともと速い数字を出すタイプではあるが、しっかり集中して走れていた証拠だろう。
マイルCS時の中間追い切りでも併せ馬の回数は少なく、ひょっとしたら、単走で気分よく走らせることがレースにおける集中力を高める効果があるのかも知れないし、今後の追い切りにも注目していきたいところ。
(取材・文:井内利彰)