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【オークス予想】2歳女王◎ダノンファンタジーの巻き返しに期待/JRAレース展望

  • 2019年05月19日(日) 07時00分
 牝馬クラシック第2弾の「優駿牝馬(オークス)」。3歳牝馬が定量55キロを背負い、東京競馬場の芝2400mで、スピード、スタミナ、そして底力を競う。第二次大戦後、しばらくは秋の東京開催だったが1953年からは現行位置で行われて(馬インフルエンザの大流行により中央競馬の開催スケジュールが大幅に変更された1972年を除く)いる。

 1着同着があるために過去10年で11頭の勝ち馬がいるレースだが、1〜3番人気馬は8勝2着5回3着5回と堅調。1番人気馬も5勝2着2回3着1回と人気に応えている。馬券の対象とならなかったのは、2011年の桜花賞マルセリーナ(4着)と、その翌年フローラSを快勝して駒を進めてきたミッドサマーフェア(13着)のみ。後者の年は3番人気だったジェンティルドンナが圧勝している。ローテーション別では桜花賞組が8勝と最も多く、忘れな草賞組が2勝、フローラS組が1勝2着4回。忘れな草賞ステップにこのレースを制したのは、15年ミッキークイーンと11年のエリンコートの2頭だ。

 桜花賞1番人気で4着◎ダノンファンタジーは、昨年の最優秀2歳牝馬桜花賞はデビュー戦で敗れているグランアレグリアを意識しすぎたようなレース運びでリズムを崩したが、2歳時は阪神ジュベナイルフィリーズ含め、末脚で勝負するようなスタイルだった。母ライフフォーセールは南米アルゼンチンの名牝でダートとはいえ2200mのGI勝ち馬。過去10年で3頭の勝ち馬を出しているディープインパクト産駒でもあり、同世代の牝馬同士ならば距離だけで評価を下げる必要はないと判断した。

 阪神ジュベナイルフィリーズ2着、桜花賞3着◯クロノジェネシスが戴冠を狙っている。祖母の全姉フサイチエアデール桜花賞2着、オークス5着でエリザベス女王杯2着2回。母がダート1700mの勝ち馬で、父が凱旋門賞優勝馬バゴならば距離延長に不安はない。東京コースは2戦2勝で、相性も良い。

 3番手以下の評価が難しいが、昨年のアルテミスSで目の覚めるような末脚を繰り出した▲シェーングランツ。一昨年の優勝馬ソウルスターリングの半妹で、母スタセリタは仏オークスなどGI競走6勝馬。母の父モンズーンはドイツのチャンピオンサイアーと血統レベルは高い。今回は、アルテミスS以来となる関東圏での競馬で改めて期待したい。

 距離延長で逆転を狙う△シャドウディーヴァと、前走は外枠に泣かされた△フェアリーポルカ。不敗の△ラヴズオンリーユーは押さえにまわして、穴で△カレンブーケドールの名前を挙げておきたい。出遅れたスイートピーSは不本意な競馬だったが、向こう正面からスパート。最後までバテずに後続の追撃を抑えきった内容は印象深い。

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