17日、
名古屋競馬場で行われた
エメラルドオープン(ダ1800m・1着賞金170万円・8頭)は、3番手から進めた
木之前葵騎手騎乗の1番人気
カツゲキキトキト(牡6、愛知・
錦見勇夫厩舎)が、ゴール直前で粘る3番人気2着の
ポルタディソーニ(牝5、愛知・
瀬戸口悟厩舎)をクビ差交わし、優勝した。勝ちタイムは1:59.4(良)。
【
木之前葵騎手】
「スタートの出が良くて、これならと思ったんですが、3コーナーで思うように動いてくれなくて焦りました。直線では、“負けたら嫌だ!”と言いながら追ってました。ゴールでは交わせたと思いましたが、本当ならもっと離して勝つべきなのにと、ショックでした。
久しぶりに乗った調教ではスムーズだったんですが、レースでは若い頃よりもだいぶズブくなっている感じでした。久々に乗って勝つことが出来たのでホッとしましたが、反省点が多いです。勝って悔しい感じです」
【
錦見勇夫調教師のコメント】
「馬は遊びながら回ってきた感じです。時計も遅いので馬は楽だったでしょう。今回それが狙いでしたから(名古屋競馬では重賞以外で女性騎手減量適用で58→56kg)。
(
木之前騎手は)久しぶりで、この馬の今の状態や癖がつかめ切れてなかったかも知れません。ゲート入り前に気合いを入れておくとか、レースでは向正面あたりで気合いを入れていく感じでないと、なかなか本気で走ってくれないんですね。4コーナーで離されていたのでヒヤヒヤしましたが、最後は力の違いでしょう。
久々だった前走よりも馬が良くなって身体がふっくらしてきました。次走は園田の
六甲盃(6/14金)を予定しています。これから重賞を使っていきますが、そこは大畑騎手で行きます。
(
木之前騎手には)今回良い勉強になったと思っていますし、これからも一つずつ勉強です。自厩のいい馬には(調教含め)これからも乗せていきます」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)